普段からきちんと掃除をしていても、無駄なものを溜め込んでいる事に気づいていないものです。特に家電品は買い替えをしてすぐに処分する事がないですし、「いつか捨てよう」と倉庫や押し入れに入れっぱなしなんて事もあるでしょう。

粗大ごみは、溜まれば溜まるほどに処分に困りますし、気づけば何年も何十年前の粗大ごみが残っているなんて事もあるようです。

自分で捨てるのが面倒だったり、指定の日にだせないとついつい後回しになってしまいますね。行政に頼むと時間がかかるし、回収業者に頼もうと思っていても量が多いと費用が高くなってしまうので、どのようにすれば良いか悩んでしまうもの。

今回は粗大ごみの処分費用を上手に安くする方法を紹介していきます。

先ずは見積り段階で費用を比較すること

回収業者によってオプションやサービス内容が異なります。自分が出したい粗大ごみの種類がどのようなもので何が多いのか、全てを一度に処分するかもじっくりと検討してから行政で出せる小さなものは出してしまいましょう。
大きなものは回収業者に頼むと便利ですが、粗大ごみの多さにより運搬車の大きさも人員数も異なりますので料金も変わります。運搬する為に階段を使うマンションやアパートの場合、階段を使う料金が加算される事もあるようです。

運搬車近くまで運べるものは出しておくなどして料金を押さえる工夫をしましょう。ガレージにスペースがあれば、自分で運び出しやすいように予め出しておくと運搬料金が安くなる事もあります。

回収業者の比較は連絡前に綿密にする

たくさんあるので、業者を絞り込むのが大変かも知れませんが、自分の済んでいる市町村及び県内で先ずは探すこと。その中から2、3社に絞り込んだら一番良さそうな業者に見積りを頼みます。

受付オペレーターは依頼主から聞いた情報でしか見積もりができませんので、実際に担当者が無料見積もりに訪問してもらった時に「どれくらい値引きできるのか」を含めて確認しましょう。すでに他社で見積もりを出してもらっていても「少し安くなるなら決めてもいいです」といえば出来るだけ安くしてくれます。

他社に乗り換えられるより、ギリギリまで安くして決めてもらう方が営業としては利益になるので勉強してくれますよ。

処分はまとめてすっきりさせる事

粗大ごみをこれ以上出さない、スッキリさせる事が目的ですから「残せるなら」とか「リサイクルしようか」と迷わずに回収してもらいましょう。「これだけ回収してもらえば」と頼んだ後に「やっぱり頼めば良かった」なんて事がよくあります。使わない・眠っているものは粗大ごみだ!と割りきってスッキリ処分するようにします。

粗大ごみの量が多い場合、処分するごみの種類で料金が発生する回収業者の方が得な事もあります。基本料金を設定した業者は、これに運搬費用が加算されるので明確な見積りが出来ますが、粗大ごみの量が多いと割高になるケースもあるようです。

大切なのは業者が現場で見積りを出すために訪問した時に打ち合わせで交渉する事です。見積り以上の料金が発生しない事を確認してから契約を行いましょう。

リサイクルできそうなものは自分で持ち込んでおく

リサイクルショップに行っても「値段がつかない」と言われることもあります。値段がつかないというのは「買取りができない」だけで引き取れないわけではありません。店が無料で引き取りをしてくれるなら、お金にはならなくても渡してしまうのも方法です。

家電品は大手の家電店で引き取りや買取りをしてもらえるものもありますし、家具やインテリアも専門店なら買取り可能です。リサイクルショップは自社でリサイクル品として販売できるものしか買取りしてくれませんので注意してください。粗大ごみの中には、リサイクル品として使えるものがあるかも知れません。

まとめ

回収業者に渡せば早くて簡単ですが、自分で粗大ごみを減らしておけば費用を安くすることが出来ます。回収費用は手間賃も含まれているので、面倒でも自分で出せる粗大ごみはある程度処分しておくと良いでしょう。